◆第8回(7月23日掲載)糖質の摂り方(1)

ある日の昼食の内容です。

・サラダ

・野菜の肉はさみ煮

・白米150g

・味噌汁

野菜、たんぱく質、炭水化物がそろった、バランスのよいメニューです。

ところが、この食事を24時間血糖値測定中に食べたところ、グルコース値(血糖値)が大きく上がってしまいました。

それまで、冷や麦を食べたり、焼き肉を食べたり、、焼き鳥とビールを飲んでも正常範囲だったのに…。

「どうしてだろう?」と思い、野菜の肉はさみ煮の味付けを伺うと、「甘辛味でした」とのお返事でした。

そうなんです!

煮物には砂糖が使われていることが多いのです。

和菓子や飴、チョコレート、ドーナツなどに砂糖が多く使われていることは、

皆さんもよくご存じだと思います。

でも、きんぴらごぼう、ひじきの煮物、筑前煮などの和食はどうでしょうか。

「砂糖がたくさん入っている」と意識している方は、意外と少ないのではないでしょうか。

24時間血糖値測定をしていると、煮物を食べたあとに血糖値が上がる方が多く、私自身とても驚いています。

煮物には砂糖が使われていますし、市販のお惣菜の中にはブドウ糖が使われているものもあります。

その影響が血糖値に表れているのです。

「砂糖を控えましょう」とお伝えすると、

「三温糖やきび糖なら大丈夫ですか?」

と質問を受けることがあります。

確かにミネラルは含まれていますが、食べるとすぐに吸収されることに変わりはなく、血糖値は上がりやすくなります。

食べたあとに血糖値がどれくらい上がりやすいかを表す指標としてGI値があります。

(シドニー大学「International Tables of Glycemic Index and Glycemic Load Values 2021」より)

・ブドウ糖 100(最も上がりやすい)

・砂糖 65

・メープルシロップ 54

・ココナッツシュガー 54

・はちみつ 35~87(種類によって異なります)

このように、ブドウ糖は特に血糖値が上がりやすいことが分かります。

簡単に混ぜるだけの調味料や〇〇のたれなどの原材料表示を見ると、ブドウ糖が使われている商品も少なくありません。

血糖値を整えるために、ご飯の量だけを減らしても、おかずの味付けにブドウ糖や砂糖が多く使われていたら、

血糖値スパイクは改善しにくいのです。

まずは、調味料や加工食品の原材料表示を一度見てみることをおすすめします。

私は煮物を作るときは砂糖を使わず、本みりんを使っています。

※みりん風調味料とは異なりますので、ご注意ください。

次回は「お菓子を作るときの甘味料」についてお話しします。ある日の昼食の内容です。

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