コラム⑨で次回は「低糖質おやつをどのように取り入れて血糖値コントロールに活かしていくのか」の説明をすると
ご案内いたしましたが、まずその前にご説明しておくコラムがありましたので、変更させて頂きました。
「血糖値」と聞くと、
「糖尿病」
「甘いものを食べると血糖値が上がる」
そんなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
一方で、「低血糖が心配」という話は、あまり耳にしませんよね。
今回は、24時間血糖値(グルコース値)測定をして初めて気付くことが多い「低血糖」についてお話しします。
私は以前、昼食後に血糖値スパイクを起こし、その反動で夕方になると低血糖になっていました。
夕方になると手が震え、「何か甘いものを食べなければ」と感じていたので、自分でも低血糖だろうと思っていました。
そう気付くことができたのは、看護師として低血糖の知識があったからかもしれません。
私は毎月、多くの24時間血糖値測定のデータを見ていますが、血糖値スパイクの後に低血糖を起こしている方は、
およそ3人に1人いらっしゃいます。
そして皆さん、
「どうして?」
「まさか自分が?」
と、とても驚かれます。
低血糖がある方には、次のような症状が見られることがあります。
✔ 食後数時間で強い空腹感が出る
✔ 夕方になると甘いものが無性に欲しくなる
✔ 甘いものをやめたいのにやめられない
✔ 空腹時間が長いと手足が震える
✔ 空腹時間が長いと力が入らず、だるくなる
実は、これらの症状にはホルモンが関係しています。
私たちの体は、とてもよくできています。
血糖値が下がると、体は筋肉や脂肪を分解して血糖値を保とうとします。その時に働くホルモンの一つが「アドレナリン」です。
アドレナリンは交感神経を活発にし、体を「戦うモード」にします。
そのため、
・動悸がする
・手足が震える
・冷や汗が出る
・強い空腹感が出る
といった症状が現れることがあります。
つまり、「甘いものが欲しい」という気持ちは、意思が弱いからではなく、低血糖による体の反応である場合もあるのです。
私も以前は、夕方に備えてチョコレートやバームクーヘンをいつもバッグに入れていました。
また、あるお客様は車で通勤されていましたが、仕事帰りに突然強い空腹感に襲われ、車の中でおせんべいを夢中で食べてしまうことがよくあったそうです。
低血糖が続くと、集中力が低下したり、頭がぼんやりしたりすることがあります。
さらに重症になると、意識を失ってしまうこともあります。
糖尿病でなくても、血糖値が急激に上昇すると、その後インスリンが多く分泌され、反動で低血糖を起こすことがあります。
そこまで重いケースは多くありませんが、「隠れ低血糖」がある場合は、できるだけ早く生活習慣を見直すことをおすすめします。
低血糖が改善すると、体が楽になり、毎日の生活の質も大きく変わってきます。
まずは24時間血糖値測定で、ご自身に低血糖があるかどうかを知ることが大切です。
そして、もし隠れ低血糖が見つかったら、生活習慣を少しずつ見直していきましょう。
そのときに役立つのが、前回お話しした「低糖質おやつ」です。
次回は、「低糖質おやつをどのように取り入れて血糖値コントロールに活かしていくのか」を説明いたします。
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